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日昇堂貿易概要(お買い上げの際の諸点など)
  • ブルーアンバー(青琥珀・ブルー琥珀)とは?
  • ドミニカンブルーアンバーとは?
  • ユカタンブルーアンバー(レインボーアンバー)とは?
  • ロシアンブルーアンバー(東欧州ブルーアンバー)・インドネシアンブルーアンバーとは?
左からユカタンブルーアンバー、レインボーアンバー(レッドブルーアンバー)、ドミニカンブルーアンバー、インドネシアンブルーアンバーの各原石




【ブルーアンバーの簡易説明(詳細なブルーアンバーの説明はこちらをクリック)】
ブルーアンバーとは琥珀(アンバー)の一種で太陽の光などの光線を浴びることによって青や青緑色などに輝く非常に珍しい琥珀です。ブルーアンバーの意味はその名の通り、光線で青く輝く琥珀なので青琥珀またはブルーアンバーと一般に称されています。この点は緑琥珀(グリーンアンバー)とは異なり、グリーンアンバーは通常の素状態で既に黄緑または金緑色の色合いが有ります。この希少なブルーアンバーの中でもさらに最も希少なのがブルーアンバーの中にある不純物の限りなく少ない金色クリアな青く輝くビーズ(丸玉)です。なぜなら、ブルーアンバーの原石の中で金色のクリアなシダ植物などの入っていないものは絶対数が少なく、原石を磨いたペンダントやルースよりも加工に高度の技術が必要で、原石を磨いたルースやペンダントと比べ、厚さ×高さ×幅の3点において全て金色クリアでなければならないからです。ペンダントやルースは厚さ等上記の1点が欠けても作成できます。しかし、金色クリアなビーズは3点どれ1つも欠けては作成できません。また、ビーズを1粒作成するのにはその3倍にあたる正立方体の原石が必要となり、作成側としてもペンダントやルースよりもロスが多く、高度な加工技術を要するのです。さらに、この金色クリアな最高級ブルーアンバーのブレスレットはその粒数を揃えるのに非常に大きい、または大量の優質な原石がなければ作成することができないからです。




ドミニカ共和国ブルーアンバー発掘現場の山々と
チャボン川、そして近年はアメリカのリゾート会社での
開発により、さらに美しさを保ち、開けてきた旧市街の
サントドミンゴ市 コロニアル地区






【ブルーアンバーの詳細研究情報】
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(本稿と著作権は日昇堂貿易に属する。)

ブルーアンバー分析一覧表
名 称 ブルーアンバー,青琥珀,ブルー琥珀,ドミニカンブルーアンバー,ユカタンブルーアンバー,レインボーアンバー(虹琥珀),東欧州ブルーアンバー,ロシアンブルーアンバー,メキシカンブルーアンバー,インドネシアンブルーアンバー、バーマイト(ビルマ産青琥珀・ミャンマー産青琥珀)等々
英 名 Natural Blue Amber,Natural Yucateco Amber,Natural Rainbow Amber,Burmite
原産地 中南米・中米・東欧州・東南アジア各地域の鉱脈帯(当方地質調査による想定地域を含む)
主産地 ドミニカ共和国・メキシコ・パナマ共和国などユカタン半島地域一帯国、ロシア、インドネシア・ビルマ(ミャンマー)など
植物科目 Hymenaea(ヒメナエア)属、ジャケツイバラ科(旧科目:マメ科)、広葉樹、現存種はおよそ25種。
※東欧州(ロシア等)産は針葉樹で現存種は1種類。異なる種目であることを特記する。
成 分 硫化水素、琥珀酸、油類を含む樹脂の化合物
分子式 C10H16OH2S
硬 度 モース2〜2.5
屈折率 1.54
比 重 1.05〜1.08
備 考 ヒメナエアはギリシャ神話のHymen(ハイメン・結婚男神)から由来する。
熱に弱く、約150〜200度で軟化し、250〜300度で溶解する。
琥珀生成年代は中米・中南米一帯の広葉樹はおよそ2,000〜3,000万年前である。また、針葉樹のロシアとビルマ(現ミャンマー)産出琥珀は約9,000万年前である。インドネシア等東南アジア産は約500〜2,500万年前である。

1.名称:ブルーアンバーは、その地域において名称が異なります。一種のブランドのようなもので最も世界的に知られている知名度の高いドミニカ共和国産のブルーアンバーは「ドミニカンブルーアンバー」と呼ばれています。また、ドミニカ共和国以外の中米・中南米のブルーアンバーは「ユカタンブルーアンバー」と総称されています。ドミニカ共和国産のブルーアンバーとその他地域の同種の琥珀であるユカタンブルーアンバーは全く同質のものですが、ドミニカ共和国産のものは一種ブランド化しており、市場取引価格も高価となっています。なお、上記と種類の異なる主に東ヨーロッパ産出の針葉樹のブルーアンバーは「東欧州ブルーアンバー」や「ロシアンブルーアンバー」と称され、認知度は低いのが現状です。近年ではメキシコ産のブルーアンバーはメキシカンブルーアンバーとも呼ばれています。

2.ブルーアンバーの性質:光線透過状態(いわゆるブルーアンバーがほとんどの光線を反射しない状態)では金色や金茶色等をした一般の琥珀と異なりませんが、太陽光などの光源体からの短波・長波紫外線等を浴びる事により、コバルトブルー(濃藍色)やブルーグリーン(青緑色)に輝き、太陽光の強度や見る角度により、輝く色彩の変化があります。なお、光源体は太陽に限らず、蛍光灯でも青等に輝きますが、これは非常に微量ですが蛍光灯からも紫外線が放射されていることが理由の一つにあげられます(蛍光灯は放電時に電子と水銀原子が衝突して紫外線が発生し、さらに蛍光成分に紫外線が衝突して可視光線となります。)。さらに、黒色の下地にブルーアンバーを置くとさらにはっきりと鮮やかな青色を見ることができます。これは黒色が照射された光線を吸収する為にはっきりと判明します(下記【なぜブルーアンバーは青いのか?】参照。)。この色彩変化の科学的原因が近年において解明されてきました。原始地球は小惑星同士の衝突によって形成され、原始地球誕生後もいくつもの小天体が衝突し、地球の火山活動が活発でした。古代の隕石衝突と通常火山活動に伴う噴火による火山性ガスに含まれる微粒分子が(灰・硫化水素分子等)が琥珀生成途中に琥珀に溶け込み、それらが光線を反射し(これを散乱効果と呼びます。)、また、微粒子が光エネルギーを受けて蛍光発色して輝くものと考えられています(これを蛍光効果と呼ばれます。)。つまりこの散乱効果と蛍光効果によって輝くものと考えられるのです(下記【ブルーアンバーはなぜ青いのか?】参照)。具体的に、当方のブラックライト照射鑑定器にも用いられているブラックライトや、短波/長波照射鉱物鑑定器(カタログの特別限定商品参照)を使用すると、太陽下で青く光る時よりも、はっきりと独特の青さが見受けられます。(下記[ブルーアンバーにブラックライトを当てると?]参照)。
日昇堂貿易では業界においてこの散乱効果と蛍光効果によるブルーアンバーが青く輝くことを世界で初めて実証及び公表した。

3.ブルーアンバーの色目とランク:ブルーアンバーは金色・金茶色・薄紅色(レッドブルーアンバー)・薄緑色・古茶色・黒茶色などの色目に分かれており、紫外線の下でやや緑色に光るグリーンブルーアンバーや一部分が虹色に輝くレインボーアンバーがあります。また、一般に不純物の多いブルーアンバーは上記の散乱・蛍光効果がその内包物により顕著となりますが、これは不純物が多い為で、金色クリアなブルーアンバーが青く輝くのは極めて科学的に希少です。日昇堂貿易では全ての色目を揃えていますが、やはり金色クリアで青く輝くブルーアンバーは全体の原石の中でわずかで、ほとんどは不純物が含まれています。ブルーアンバー原石のランク付けは世界の市場ではA〜3Aに規定されています。日昇堂貿易もこの基準に準拠しています。「A」はブラックライトでは青くなりますが、自然太陽光の下では青色等の輝きが淡いものです。「2A」は太陽光の下で青などに輝きますが、内包物が3Aよりも多いものです。通常は2A程度がいわゆる商品となります。「3A」はほぼ金色のクリアな内包物がない琥珀で特に青く輝くもので、ブルーアンバー原石の中で産出量が少ないのが現状です。さらに、極めて希少な虫入りブルーアンバーや金色クリアなブルーアンバーでサイズが大きいものを「3Aα(最高ランク)」として最高級品として市場取引されます。なぜなら、虫入りブルーアンバーは絶対数が少なく、また、大きいサイズのブルーアンバーはそれだけ不純物や内包物が入る確率が多く、その大きいサイズのブルーアンバーで金色クリアなものも希少であるからです(低ランクA<Aα<2A<2Aα<3A<3Aα高ランク)。なお、日昇堂貿易では産出地域ごとにブルーアンバー名称を区別し表記しています。また、ブルーアンバー商品拡大画像は全て自然光または屋内蛍光灯下で撮影し、ブルーアンバー原石を日本本店工作所または外地工場にて熟練工が加工した一品物です。

4.彗星(隕石)衝突とドミニカンブルーアンバー及びユカタンブルーアンバーの中米・中南米産のブルーアンバーに関連したことを次の通り特記したいと思います。ユカタン半島付近に隕石が衝突してカリブ海が出来上がったのは周知のとおり、およそ6500万年前ですが、その際に爆風で一帯地域の樹木・生物など動植物の大半が死滅しました。太陽光が地球全体を覆った噴煙により、遮られ、気候も大きく寒冷化しました。その為、植物が葉を広げて少しでも太陽光を得ようと進化した広葉樹が台頭したのです。


[ブルーアンバーにブラックライトを当てると?]



【ブルーアンバーはなぜ青いのか?】


長波である赤系光線は微粒子に衝突する確率が少なく、透過し易い。透過後は黒色下地に吸収される。
短波である青系光線は微粒子に衝突確率が高く、微粒子衝突して衝突した光線が反射して人間の目に映る。黄系中間光線は衝突確率が赤系と青系の中間である。
この散乱効果はコップやグラス中の液体を傾けた際に見受けられる。
(上記、散乱効果検証モデルは分かり易く説明する為、詳細なその他の条件を指定していない。)

cf.なぜ日中は空が青いのに日の出入りの際はなぜ空は赤オレンジ色をしているのか。
一般に空が青いのは太陽からの光線の内、短波である青系光線が窒素分子や塵等に衝突し散乱して人間の視覚として認識されます。朝焼け・夕焼けは視覚として認識する者の位置が太陽よりも遠い位置にあり、遠くまで届く赤系光線が視覚として認識されるからです。





ブログ(Weblog)


【ユカタンブルーアンバーの原石とその加工例】
(原石はユカタンブルーアンバーを使用。通常はコンパウンドを使用して最終磨きをするが、さらに当方開発の高分子研磨を施した当方最新技術とウェーブ加工で日本国本店工作所にて原石から最終研磨まで一貫して加工。)

原石 → 通常研磨 → 最終研磨


[ユカタンブルーアンバー・ロシアンブルーアンバーについて]
当方卸販売部の長年の調査により新しい質・量共に優れた珍しい琥珀が産出されました。日本国内でドミニカ共和国産のブルーアンバーがインターネットの普及と関して本格的に認知されたのは2000年前後でした。その頃は日昇堂貿易を除く、ほぼ全ての業者が「ブルーアンバーはドミニカ共和国でのみ産出する」と紹介し、ドミニカ共和国産ブルーアンバーのみを扱っていました。我々は地質学研究の下、当初から他地域産のブルーアンバーを探し続け、この誤った情報に対して他地域産のブルーアンバーを取り扱ってきました。その他地域産のブルーアンバーの代表格がドミニカ以外の「ユカタンブルーアンバー」と「ロシアンブルアンバー(東欧州ブルーアンバー)」です。日昇堂貿易は輸入貿易商社としてユカタンブルーアンバーと東欧州ブルーアンバー、インドネシアンブルーアンバーを各業者へ日本で初めて公表・紹介した企業です。その後、数年ほど経過してようやくドミニカンブルーアンバーには及ばないものの認知が若干ながらされるようになりました(2003/03/14)。

ユカタンブルーアンバーはその内包物から琥珀の一部がブルーや青緑色、黄緑色と虹色のように色の変化が多様で有るものがあり、その点で極めて珍しく輝くレインボーアンバーといえます。この琥珀は当方で世界に先駆けてユカタンブルーアンバーのなかの内「レインボーアンバー」と呼称することとしました。ユカタンブルーアンバーの名前の由来はユカタン半島の人々がこの極めて珍しく美しい琥珀を守り保ち続けてきたことに対する敬意から@「ユカタンの人々の琥珀(その意味では正式名称はユカテコアンバー/Yucateco Amber)」、ユカタンの語源の未知・不知からA未だかつて見聞きしたことのない「未知の虹色に輝く琥珀」、これらから命名されました。ドミニカンブルーアンバーとは産地は異なりますがダークグリーンや黄色〜黄緑色〜藍色などの色合いが入るものが有ります。このユカタンの人々が守り保ち続けてきた地球の財産であるこの極めて珍しい輝く琥珀は未だ認知度が低い現状ですが、ようやく日の目を見ることとなりました。ロシアンブルーアンバー(東欧州ブルーアンバー)については現在のところ世界的に扱う業者が限られており、日本国内では見受けられなく、そのロシアンブルーアンバーも量・質的に発見されたため、当方では世界に先駆けて2003年度から扱うことと致しました(2003/05/08現在)。また独自調査によってインドネシアやビルマなどの東南アジア地域においても青や青緑色などに輝く、いわゆるブルーアンバーの原石が産出されることが判明致しました。特にビルマ産(ミャンマー)のブルーアンバーは既にバーマイト(Burmite)と呼ばれており、インドネシア産のブルーアンバーはインドネシアンブルーアンバーと当方で呼ぶこととして世界に先駆けて取り扱うことと致しました。特にバーマイト(ビルマ産ブルーアンバー)のブレスレットとインドネシアンブルーアンバーの原石は少ないながらも既に当HPにて販売しております。今後インドネシア産のブルーアンバーの原石からのビーズ試作加工を行う予定です(2003/06/19)。

当方でのブルーアンバー商品の拡大写真画像は太陽自然光及び蛍光灯の光源のみで撮影されており、一切、ブラックライト(紫外線照射器)を使用していません。これはインターネット上の商品写真画像は消費者が実際にブルーアンバーを手にとって見る状態と全く同じとはいえないですが、それに近く、少なくともブラックライトで青く見せ、見栄えをよくするべきではないとの考えからです。確かにブラックライトの下でのブルーアンバー非常に幻想的で神秘的な蛍光を示しますが、一般の方がブラックライトを常に持っているわけでもなく、ブラックライトでブルーアンバーを実際よりも見栄え良くし、販売することはブルーアンバーの認知当初時期の日本国内のように「ドミニカでのみ産出するブルーアンバー」という希少性を過度にアピールすることと同様で、消費者に誤った情報を与えることとなると考えます(2007/08/08)。




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